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■ Making of Analogue Works ■


GALLERY(依頼・仕事)に掲載している
『テーブルトークRPGのための III』の
制作風景を特別に公開!!
※写真をクリックすると、新しく窓を開いて大きく表示します。

まずは下絵。何度かラフを描き重ねた結果、この下絵で制作をすることに決定。
本の表紙ということで上部に本のタイトル文字が入るため、その分のスペースを、構図上、空けてあります。

なお、この下絵はA4サイズのコピー用紙に、表紙の仕上がりイメージとして描きましたが、これから制作するイラストは、縮尺はそのままでB4サイズに範囲を広げて描くことにしました。
つまり、表紙になる段階で断ち落とされる部分も描き足して作品にしてやろうと、そういうわけです(^-^;


下絵を、0.3mmシャープペンシルで本番用の用紙にトレースしました。
ちなみに、トレースに使用するのは、なんと、中学校時代に技術科の授業の自由製作課題で、制作キットを使って作った手作りトレース台。 写真は割愛しますが、木製の箱の中に蛍光灯をセットして、白いプラスチックの板を貼っただけという簡単な作り。でも、ずーっと愛用してるのです(^^;




ここで用紙を水張りします。
水張りというのは、用紙が水を吸って波打たないように、あらかじめ水で濡らした状態の用紙を、専用のパネルや板などに張って乾かし、用紙がピンと張った状態を保たせるための作業のこと。アナログ制作……特に絵の具を使う場合には欠かせない作業ですが、最近はデジタル制作オンリーっていう人も多いので、やったことない人もけっこう居るんじゃないかな?
用紙をパネル(板)に貼るのに使用するのは、水で濡らしてやることで強力な粘着力が出る糊が塗られている、「ミューズテープ」という水張り用の紙テープ。
用紙にじゅうぶん水を吸わせてパネルに張り、乾かしてやると用紙がピンと張ります。

※ホントは、水を吸ったときの伸縮率が、紙目の影響で、用紙のタテとヨコで多少違うので、水張りの後で下絵をトレースしたほうが良いんですが……まぁ、私はずっとこの順番でやってます(^^;


下絵の段階でA4サイズ分までしか描かれていなかったため、B4サイズに足りない部分を描き足して補ってやります。天井の窓などは、描画範囲を広げたことで変わった構図のバランスを取るために、この段階で新たに描いたものです。






ペン入れは必要に応じて行う場合と、シャープペンシルの線を活かす場合とがありますが、今回は、手前の人物(っていうかハーフエルフのキャラ)を浮き立たせたかったので、ひとまずここだけペン入れをすることにしました。
コピックマルチライナーを、太さはもちろんのこと、仕上がり色をイメージしながら黒・グレー・カラー各色を使い分けたりもして、ペン入れしていきます。
今回のイラストの基調色を青にすることにしたため、主な線は青色で描きました。

これで線画はひとまず完了。
シャープペンシルの主線は、塗り進めるうちに薄くなってしまいがちなんですが、そこはその度に描き起こすのです(^^;




パソコン上でPainterやPhotoshopを使用して配色計画を練るため、線画の状態で、スキャナーを使用して一旦パソコンに取り込みます。
スキャナーはA4サイズまでしか読み込めないため、今回のB4サイズのイラストは分割してスキャンし、パソコン上で結合させるという手法を取ります(^^;

色の修正や置き換えが容易なパソコン上で、予行演習のつもりで頭の中にある色を置いていき、色の濃さの調整や変な配色となる箇所が無いかをチェック。おかしなところがあれば調整が簡単にできるという、パソコンの利点を活かしての配色計画作業です(^-^)
塗りあがった配色計画はプリントアウトして、横に置きながら塗り進めていきます。
パソコンで決めた色はあくまでも、ざっくりとした方向性としての色。実際に塗る中で色味が変わることももちろんありますし、細かな色の塗り分けを行ったりもします。


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